ラベル Agile の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル Agile の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2011/01/19

スクラム道.03 スプリント計画ミーティング

1/7日に永和システムさんで行われたスクラム道.03に参加してきました。
今回のテーマは「スプリント計画ミーティング」

Twitter上でも話題にあがっていたけど、
どうやらスクラム道のレポートブログが少ないらしい。
(私の場合は、平日は仕事の忙しさ、週末は子供と遊ぶのを理由に怠けてただけなんだけどね。)

ただ、レポートを書きやすいか書きにくいかでいうと書きにくい。

私が行ってる他の勉強会のスタンスは「Agileってこんなのだよ〜、W/Fの人にも分かりやすく説明するよ〜」ってノリが多いのに対して、
スクラム道は実際にスクラムを使ってる人たちの集いであり、専門的な話、実践している人しか分からない話が多い。
「下手な事はかけないなこりゃ」って気持ちがある。

今までは大した前提知識がなくても、なんとなく「Agileってこんなものなのか」と納得できてしまう内容だったのだが、スクラム道は「初心者歓迎」と書かれてはいるが、実際には初心者には厳しいのではないかと思う。

だが、そこがイイ。
一歩踏み込んだ議論の場ってのは中々ない。
ああ、私はこんなにスクラムの事を知らなかったのだな、と感慨深く思う。
(本読めよ)



大幅に横道にそれたけど、レポート書いていきます。

スクラム道の進行は三幕構成になっており、

  1. テーマに沿った読み手さんの発表
  2. それに対する質問とディスカッション
  3. 懇親会

となっています。


私はちょっと遅刻していったので、一幕の途中から参加だったのが残念。
参加した時はプランニングポーカーの話でしたね。

発表の内容はスプリント計画ミーティングについて。

ミーティングには1部と2部があり、
それぞれで各担当者(PO,SM,Team)の振る舞いが変わるといった話がメイン。
特にPOの扱いに関して発表の最中も色々と論議されてました。
※発表されたスライドの内容以下参照

Check out this SlideShare Presentation:
スプリント計画ミーティング
View more presentations from Miho Nagase.


発表が終わると次は皆で質問を持ち寄って喧々諤々と議論開始。
主たる話題は、POの扱いとタスクの分割をどのようにやるか、
特に「特定の人にしか出来ないタスク」をどのようにバラすか?
そのようなタスクを持ってる人の扱い方。
この辺りが実際にスクラムしてる人たちもお困りの様子。

議論が終われば懇親会へ行って皆で議論の続きをフリーディスカッションして終了。
酔っ払いの脳みそに残った記憶の残滓は

  • 「パッションは有限」
  • 「ScrumにCraftmanshipがないのはわざと」
  • 「スクラム道は初心者向けではなく一歩踏み込んだ議論の場」


まとめ
スクラム道は他の勉強会とは少しばかり雰囲気が違う。
パブリックな講演会ではないし、プライベートな仲間内での議論とも違う。丁度その間に位置する勉強会だと思います。


以下蛇足

二幕の議論の元になるポストイットの中で大して話題には上がってないけど気になった議題に
「タスク分割とWBSの違いは何か?」
がありました。

スクラムでのタスク分割はストーリー(バックログ)を実行可能なタスクにチームが分割すること。
W/FのWBSは作業工程を分割したタスクの積み上げで表すこと。
似たことを言ってるようだが、これらを同じものと言うことは直感的に違和感を感じる。

スクラム道の場では大した話題にはならなかったが、気になったので会社のW/Fラー達と話してみた。
(自論をぶつけてその反応を見るといった一方的な対話ではあるが)

まず、端的にスクラムのタスク分割を説明し、WBSと違うか?と聞いてみた
「同じものだと思う、言い方が違うだけではないか?」

そこで、もしWBSにマネージメント層もしくは客先のコミットメントが付与されていない場合はどう思う?
「そんなもの渡されても、取り扱いに困るだけだ。」

WBSとタスク分割の差はこれではないだろうか?
原理主義者が細かいところをつけば、タスク分割とWBSは違うと言うかもしれないが、私は両者は置換可能だと思っている。

しかしながら、実際の運用方法に大きな違いがある。
WBSにはコミットメントの付与が必要不可欠であり、
実際にチームの人たちが使う段階には、対内外的にコミットメントされている必要がある。
(comprehensive documentationであり、contractである)

こうでないと、W/Fのチームは作業を開始できない。開始してはならない。

よって、チームはWBSを変更できないし、
新しいタスクが発生したところでタスクの追加も出来ないので、
99%進捗イナズマ線ぐちゃぐちゃ現象なども発生する。

こんな感じだろうか。

2010/12/23

よっぱらいの戯言 アジャイル系勉強会に参加して思う事

スクラム道02の帰り道もんもんと考えていたことをよっぱらいのまま書いてみる。

アジャイル系勉強会は楽しいね、ウォターフォールでは出来ないことをしている人たちと出会えるからね。
 
しかし、ふと思う時がある、まじめにアジャイルを求めている人と、
アジャイルにのっかっているだけの人がいないか?



ウォターフォールな会社にいる私は、社内に勢いでアジャイルをぶち込もうとしたことがある、
しかしながら彼らはアジャイルを蔑視した、理想論だが出来る訳がないと。

アジャイル勉強会にウォーターフォールの話を持っていくと、
嫌がられることが多い。彼らはウォーターフォールを理論的ではないと蔑視する。
(うまくいけば何でもいいんじゃない?と言う人もいるが正論だが議論にならない)



理論的でない超過労働は効率を下げる、適度な労働時間こそが効率を上げる秘訣だ。
むぅ、その通り、だがしかし、適度な労働時間とは何時間だ?

超過労働とは何時間から?
残業はよろしくないという、だがちょっと待って、
8時間労働の会社さんの人がそういう場合、
7.5時間労働の会社から見ると、既に30分残業してるんですけど?

労働時間5時間の会社ならば、3時間のオーバーワークだ。
逆に10時間勤務の会社なら後2時間は残業時間内に働けるよね。

え?36協定とかで決まってるじゃない?
誰が決めたのその時間、アジャイラーが決めたの?誰がコミットしたの?
さて適度な労働時間っていくつだろ?

常に8時間働いている人は6時間ぐらいは集中力を持って働けるだろう、
常に10時間働いている人は8時間ぐらい集中力を持って働けるだろう、
そんなのはアンチパターンだ、能率が出るわけないって?

そうかもしれない、君はそうかもしれない。
じゃ僕はどうなのかな?
そして本当に君の仕事は能率が下がるのか?

全てのプロジェクト、全ての人で最適解は変わってくる、
ベストプラクティスはないってのがアジャイルプラクティスで読んだ内容だったと思う。
多いに賛成する。

だから思考を止めるな。

話は変わるが、私はプロセス重視のウォーターフォールが嫌いだ、
なぜならそこに自分が考える余地がないからだ、自分の工夫の余地が少ないからだ。

アジャイルは自由だ、自分で考え、自分で実行し、失敗から成功を生み出す事が出来る。
(ウォーターフォールでも出来るじゃないかって?そうかもしれない)

だが、何人かの人間はアジャイルというプロセスを重視しているにすぎない。

ある人は言う、アジャイルで仕事をしていると、アジャイルでしか見積りが通らなくなる。



プラクティスはツールだ、それはその通りだ。
振り回されてはいけない、それは使うときの話だ。
だからさ、勉強会ぐらいなんでそのプラクティスが生まれたのか、
本当によいプラクティスなのか、使えないケースはないのか考えてもいいんじゃないか?
それを宣っているのがどこの偉い人だろうと、僕じゃないんだから。


アンチパターンもそうだ。
それで失敗したことがあるからこそのアンチパターンだ。
今日は勉強会の場でプロジェクトの見積り時「上級者のみで見積もることはアンチパターンだ」と出た。
理由は上級者のタスク消化イメージで見積られるので、
計画が実際にチームでこなされる速度よりも、はやい速度で見積もられるから。
なるほど。
だが待ってくれ、それ本当に上級者か?ただの業務に対する有識者じゃないのか?
他人に仕事降る際に適切な見積り(厳密ではない)が出来ない上級者ってありか?

勘違いしないでほしいが「上級者のみで見積もること」がベストプラクティスだと言ってるんじゃない。
またアンチパターンじゃないとも言っていない。
人に、そしてプロジェクトに依存するんじゃないのか?

ただし、理由が見積り時にチーム全体のコミットがとれないから、
上級者のみでの見積りは危険だ。という話なら分かる。


駄目だな、思考が発散するのでこの辺りで閉じる。

最後に一つ、禅の臨済録の中でつらつらと書かれている内容を見るに、
臨済義玄が嫌がっていた弟子の振る舞いは、禅ごっこをすること。

仏に逢うては仏を殺し、祖に逢うては祖を殺し、羅漢に逢うては羅漢を殺し、父母(ぶも)に逢うては父母を殺し、親眷(しんけん)に逢うては親眷を殺して始めて解脱し、物と拘(かか)わらず、透脱(とうだつ)自在なることを得ん。


アジャイルは大丈夫か?